「IP・サブネットマスクからCIDR展開」ツールの使い方

「IP・サブネットマスクからCIDR展開」ツールは、
IPアドレスの範囲をIPアドレスとサブネットマスクの入力から、
CIDR形式のIPアドレス範囲を求め、
その範囲に含まれる実際のIPアドレスを展開して表示します。
ここでは「IP・サブネットマスクからCIDR展開」ツールの使い方についてご紹介します。

「IP・サブネットマスクからCIDR展開」ツール

「IP・サブネットマスクからCIDR展開」ツールは以下で利用できます。

ページを開くと以下のような、
IPアドレスの入力、サブネットマスクの選択を行うフィールドが表示されます。

初期値ではサンプルとして「192.168.0.0」「255.255.255.0」が表示されていますが、
カーソルを入れると自由に入力できます。

01_IP・サブネットマスクからCIDR展開ツール

CIDR範囲が狭い場合(個別表示)

ここでは一般的なIPアドレス「192.168.0.0」を入力し、
サブネットマスクに「255.255.255.0」を選択した例でご紹介します。

入力したら[CIDR形式へ変換しIP展開]をクリックします。

02_IPアドレス・サブネットマスクの入力

下部に入力したCIDRのネットワーク情報が表示されます。

03_範囲指定によるIP範囲情報

さらに下には入力したCIDRに含まれる実際のIPアドレスが表示されます。

CIDR形式になれていれば容易に含まれるIP範囲は想像できますし、
/24や/16といったキリのいいネットマスクであれば必要はないでしょう。

04_IPアドレス個別展開

さらに下部には入力したCIDRがグローバルアドレス以外を含む、
特殊IP属性に該当していた場合に、特殊IPの属性を表示します。

この場合、プライベートアドレス(ローカルアドレス・LAN)ですので、
以下のように表示されます。

05_特殊IPアドレス属性情報

IP範囲が広い場合(範囲表示)

先ほどは含まれるIPアドレスが255個のCIDRを指定しました。
255個を超えるIPアドレスを指定した場合の表示例をご紹介します。

CIDRに対して「192.168.0.0/15」と入力します。
この場合、ネットマスクが15ですので「131,072個」のIPが含まれます。

06_広範囲CIDR指定

表示されたCIDRのネットワーク情報では「131,072」が表示されています。

07_IPアドレス情報の確認

展開されたIPアドレスの一覧は以下のように範囲表示になります。

IPアドレスの展開を目的としていますので、
CIDR形式による表示ではなく「２IPアドレス範囲」で表示しています。

表示されている「２IPアドレス範囲」リンクをクリックすることもできます。

08_IPアドレス展開の範囲表示

「２IPアドレス範囲」をクリックすると、
その範囲をCIDR形式表示で確認することができます。

２IPアドレス範囲に含まれるIPアドレスも再展開され下部に表示されます。

09_範囲からの再展開表示

利用シーン

IPアドレスとサブネットマスクによるネットワークの設定は、
PCなどの端末に設定されていて、自身の参加しているネットワーク情報です。
（多くの場合はプライベートIPアドレスですが）

このIPアドレスとサブネットマスクの組み合わせによっては、
別の端末との通信が行えない場合もあります。

IPアドレスとサブネットマスクから、
ネットワークIPを確認したり、する場合にもこのツールが利用できます。

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