求めたバイナリ値からIPアドレスに戻す
Windows電卓のプログラマモードを利用すると、
IPアドレスなどのビットパターンを数値に戻すことも簡単に行えます。
ここでは、ビットパターンを数値に戻す手順をご紹介します。
求めたバイナリ値からIPアドレスに戻す
IPアドレスの計算で求めたIPアドレスのビットパターンは、
以下のように得られます。
1100 0000 1010 1000 0000 0000 1111 1000
これは、以下の投稿で求めたビットパターンです。
これをIPアドレスの形式に戻します。
Windows電卓で桁区切りのビット文字列をコピーすると、
上のような値が取得できます。
桁区切りの方法は以下でご紹介しています。
IPアドレスのパターンに直す
IPアドアドレスのルールに従って、
4bitで区切られているものをそれぞれ連結し、8bitにします。
1100 0000 | 1010 1000 | 0000 0000 | 1111 1000
ビット文字列で表したIPアドレスは以下のようになります。
11000000.10101000.00000000.11111000
このオクテットごとに分割されたビットパターンから、
Windows電卓で数値を求めます。
数値の計算
Windows電卓を立ち上げ、プログラマモードにします。
プログラマモードへの変更手順は以下でご紹介しています。
プログラマモードで[2進]・[Word または Dword]を選択し、
計算結果の表示窓部分で右クリックして、
計算したいビット文字列を貼りつけます。
貼りつけができたら、ビット文字列が表示窓に表示されます。
ここで[2進]から[10進]にラジオボタンを変更します。
表示窓には、ビットパターンで与えた値が数値「192」として表示されます。
この作業を、第1オクテットから第4オクテットまで繰り返し、
すべてのオクテットの数値を求めます。
求めた結果、以下のようにIPアドレスを求めることができます。
これによって、各オクテット部分のビットを数値に戻してみます。
- 11000000:192
- 10101000:168
- 00000000:0
- 11111000:254
ビットパターンのIPアドレスは、
「192.168.0.254」であることが計算で求められました。
このようにして、オクテット単位のビットパターンを、
それぞれ数値にすることでIPアドレスに戻すことができます。
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公開日:
最終更新日:2019/06/20